The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『生活期(維持期)のリハビリテーションを考える』
生活期におけるリハビリテーション・装具療法
―急性期・回復期での装具処方の観点から―
大串 幹
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2017 年 54 巻 7 号 p. 494-499

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抄録

脳卒中においては装具処方の機会は多いが,最良の選択はしばしば困難である.障害評価に基づき最良のリハビリテーション医療を行うという活動目標のために,装具療法においても急性期から回復期,生活期に至るまで,変化する障害に対して評価を行い,適合だけでなく,予後予測やアドヒアランスも勘案して,装具の適応を決めていく必要がある.生活期の装具のフォローアップシステムは,活動し続ける体を保持するために,生きているときを活かす大切な手段であり必須であるが,不完全である.生活期の装具療法の長期アウトカムに結びつく装具処方・装具療法のエビデンスが期待される.

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© 2017 社団法人 日本リハビリテーション医学会
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