The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『内部障害のリハビリテーション医学・医療の進歩』
糖尿病のリハビリテーションの進歩
細井 雅之薬師寺 洋介元山 宏華
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2021 年 58 巻 10 号 p. 1128-1136

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抄録

糖尿病運動療法としては,まず「身体不活動」を減らし.次に,レジスタンス運動が勧められる.週2~3回,運動負荷としては,10~15回繰り返すことができる程度の負荷を開始する.有酸素運動も週150分以上が目標となる.腎臓リハビリテーションの勧め:進行した腎機能障害患者を除いては,有酸素運動を中心とした中等度までの運動が推奨される.高度腎機能障害(eGFR45 mL/分1.73 m2未満)の患者に腎機能を維持する観点から,医師が適切な運動の種類,頻度,強度,時間,留意点を指導した場合,高度腎機能障害患者指導加算(100点)が設けられている.具体的には,週3~5日の中等度強度の有酸素運動と週2~3日のレジスタンス運動が推奨されている.

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© 2021 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会

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