The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『臨床現場からの研究発信―観察データをどう活かすか―』
差分の差分法(difference indifferences)
―介入前後のデータから効果を検証―
吉村 芳弘
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2022 年 59 巻 11 号 p. 1093-1099

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抄録

差分の差分法は介入効果の因果関係を後ろ向きに検証する分析手法の1つである.前後比較デザインは介入前後のアウトカムを時系列で単純に比較する研究デザインであるが,仮に介入がなかった場合にアウトカムの値は変わらないという仮定が必要である.前後比較デザインにおけるその他の因子の影響を取り除く研究デザイン(考え方)が差分の差分法である.差分の差分法には介入群における介入前後の比較(差分)と介入群とコントロール群の比較(差分)という2つの差分が存在する(名称のゆえんである).差分の差分法が正しく介入効果を推定するためには平行トレンド仮定と共通ショック仮定の2つの仮定を満たす必要がある.

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© 2022 公益社団法人 日本リハビリテーション医学会

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