2025 年 62 巻 12 号 p. 1214-1221
膠原病・リウマチ性疾患は,全身性の自己免疫異常を背景とし,多彩な臓器障害を呈する.なかでも中枢・末梢神経系の合併症は,生命予後および機能的予後を大きく左右する重篤な病態である.本稿では,膠原病・リウマチ性疾患に伴う神経障害に対するリハビリテーション医療の役割について代表的な疾患を取り上げ,それぞれの疾患に特徴的な神経障害の病態と,それに対する評価およびリハビリテーション治療を解説する.その病態と臨床像の多様性から,リハビリテーション医療において重要な領域であり,個々の患者が直面する機能障害,活動制限,参加制約に対する,多職種連携による包括的なマネジメントが重要となる.