The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
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特集『脊髄性筋萎縮症に対するリハビリテーション治療』
脊髄性筋萎縮症に対する理学療法とその現状
長谷川 三希子上條 義一郎
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2026 年 63 巻 3 号 p. 228-234

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抄録

脊髄性筋萎縮症(SMA)は疾患修飾治療(DMT)の導入により自然歴が大きく変化し,特に発症前または直後の早期治療では運動獲得が示されている.一方,近位筋優位の筋力低下に加え側弯などの合併症は依然として残存し,長期的予後を踏まえた理学療法が重要である.そのためにも本稿では,当院で経時的運動機能評価を行ったSMA患児19例を5群に分類し,治療開始時期や重症度による特徴的な経過を示した.発症後早期治療群は良好な発達を示す一方,治療開始が遅い群では改善が限定的であった.理学療法では,代償動作の最小化,姿勢管理,家庭環境を含む活動量確保が重要である.DMT時代に適応した理学療法の方向性を解説する.

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