論文ID: 25028
目的:人工膝関節全置換術(TKA)の術後早期離床プロトコルの1つであるCriteria-Based Protocol(CB)を適用した場合における,術前筋量低下と術後運動機能の関連を検討した.
方法:TKAを施行した51例を対象とし,術前の補正四肢筋量に基づき,低値(L)群と高値(H)群に分類した.術後後療法にはCBを用いた.評価項目は年齢,body mass index(BMI),術前および術後12週の運動機能を比較した.
結果:L群はH群に比べて高年齢(76.5±5.5 vs 72.3±6.1)で,BMIが低かった(23.2±3.2 vs 27.8±3.7).術前機能ではL群がH群と比較して屈曲可動域が大きく(129.0±13.0 vs 118.3±21.6),活動性が低かった(37.9±17.3 vs 50.1±17.0)(全てp<0.05).術後運動機能では両群間に有意な差はなかった.
結論:CBを用いた場合,術前筋量が少ない症例であっても,術前筋量が多い症例と比較して,短期の機能転帰が同等であった.