日本胸部疾患学会雑誌
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化学療法後に巨大薄壁空洞を形成したT細胞悪性リンパ腫の1例
山口 悦郎岡崎 望辻 昌宏阿部 庄作川上 義和
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1984 年 22 巻 10 号 p. 939-943

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抄録
53歳男性の, び漫性大細胞型, T細胞性悪性リンパ腫例で, ATLA, ATLA抗体が陽性である. 化学療法後に, 左肺野病変が巨大な多房性の含気腔と化した. 剖検の結果, 腫瘍細胞の壊死による空洞と判明, 原因として著明な治療効果, TBLBによる誘導気管支の形成, 弁状機転, 肺循環障害が推測された.
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