日本胸部疾患学会雑誌
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若年健康女性における basal bronchomotortone と深吸気の maximum expiratorynow (Vmax) 増加効果の関係
藤村 政樹野村 将春坂本 さゆり上尾 友美恵柴田 和彦小川 晴彦西 耕一松田 保
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1990 年 28 巻 1 号 p. 105-112

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抄録

若年健康女性にみられる深吸気の Vmax 増加効果と basal bronchomotor tone の関係にっいて, partial and maximum expiratory flow-volume curve を用いて検討した. 深吸気の Vmax 増加効果は, ipratropium bromide によるPEF25の増加率 (r=-0.81, p<0.0002) および salbutamol によるPEF25の増加率 (r=-0.62, p<0.01) と有意の相関を示した. 深吸気の Vmax 増加効果の日差変動は, PEF25の日差変動と有意 (r=0.68,p<0.005) に相関したが, MEF25の日差変動とは相関しなかった. 以上より, 若年健康女性における深吸気の Vmax 増加効果は, 迷走神経緊張による basal bronchomotor tone が亢進しているためにみられる現象と考えた.

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