1991 年 47 巻 8 号 p. 1377-
スキャナー駆動系の精度やチェンバーの構造、エレクトロメーターのレスポンスなどにそれぞれ特徴があり最終的なデータに違いがみられたが、PDD及びアイソドーズの測定以外の差は実用上問題無いと考える。測定条件の設定がデータの質に大きく影響するため、装置の特性を理解することが大切である。特に臨床データの測定には注意を要する。また加速器の管理に使用する場合、常に同一条件で測定しなくてはならない。機械的性能差はあまり無いが、国産の装置は使用環境と生データーのサンプリング処理に問題がある。ソフトウエアの改良開発に期待したい。