1992 年 48 巻 8 号 p. 1283-
CO2-IADSAは二酸化炭素ガスが有する造影剤としての特徴を生かし、従来全く困難とされていた微量出血の検出を可能にした。造影剤としての二酸化炭素ガスは、ヨード剤と比較してコントラストが劣るため、Conventional angiographyにおいては広く普及するには至らなかったが、濃度分解能にすぐれたDSA装置を使用することにより、幅広いInterventional angiographyを可能にした。尚この資料は慶應大学病院放射線診断科、血管造影部門の諸先生方のご協力によって作成した。