日本放射線技術学会雑誌
Online ISSN : 1881-4883
Print ISSN : 0369-4305
ISSN-L : 0369-4305
7-V. ファジィ測度論(画像評価法 [最終回] 7. 画像の主観的評価法)
山下 一也
著者情報
ジャーナル フリー

1993 年 49 巻 4 号 p. 623-627

詳細
抄録

(1) 主観評価法には, いろんな手法があるが, ここに例示したファジィ測度とそれを用いたファジィ積分による方法は, 比較的臨床感覚に沿った結果が得られることが分かっている.画像の主観評価法として広く用いられる可能性がある.(2) この実験例では, 画質の要素を基礎にして総合的な評価を行っているが, 別に他の要素・属性であっても構わない.もちろん, ディジタル画像の主観評価にも充分適用できることはいうまでもない.(3) この実験例でも明らかなように, ファジィ測度の配分と決定が, 重要な課題になる.大切なことは臨床感覚に合った測度を与えることである.みだりに「たて前や理屈」を主張するばかりでは, 片寄った結果を招き, むしろ実験を歪ませて正しい主観判断を不可能にしてしまうだろう.

著者関連情報
© 1993 公益社団法人 日本放射線技術学会
前の記事 次の記事
feedback
Top