日本放射線技術学会雑誌
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3.三次元治療計画システムによる小照射野の線量計算精度(ラジオサージェリーの諸問題)
奈良 鉄造洞内 美明小山 帝任須藤 博二斎藤 雅長尾 勝幸小田 桐誠
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1995 年 51 巻 12 号 p. 1773-1781

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抄録

3次元放射線治療計画装置FOCUSの使用に当たり, 4, 10MV X線ナロービームの線量計算精度を検討した結果, 次の結論が得られた.1)ノンコープラナー(非同平面)ビームに対するCTスライス厚は5mm程度で良い.2)深部量百分率から組織ファントム比を計算する場合はファントム散乱補正係数を考慮した方が良い.3)計算アルゴリズムは計算時間が長いクラークソン法を採用している.計算時間の短いRatio TAR法なども必要である.

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© 1995 公益社団法人 日本放射線技術学会
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