2026 年 82 巻 5 号 論文ID: 26-1609
【目的】再撮影の抑制は,診療放射線技師に求められる重要な責務であり,医療被ばく低減を通じて医療安全に寄与する.本研究では,一般撮影マネジメントシステム「RADInsight」(コニカミノルタ,東京)を用いて再撮影率を可視化し,再撮影検討会による教育的介入の効果を検討した.【方法】2023年6月~2024年10月に当院で実施された一般X線撮影を対象に,撮影部位別・再撮影理由別に再撮影率と要因を分析した.【結果】全体の再撮影率は,最大7.5%から2.1%へと有意に低下した.主な再撮影理由は,ポジショニングエラーであり,特に膝・肘関節側面撮影で改善が顕著であった.新人群では,体動や線量不足による再撮影が多くみられた.【結語】RADInsightによる可視化と教育的介入は,再撮影率の低減に有効であり,教育支援と医療被ばく管理の質的向上に寄与する.