山形県立中央病院呼吸器外科
2007 年 68 巻 1 号 p. 40-43
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当院で経験した特発性縦隔気腫の3例について検討した. 症例は全例20歳代の男性で, 胸痛を主訴として受診し, 理学的所見上皮下気腫を触知した. また胸部単純X線写真あるいは胸部単純CTにて縦隔気腫を確認した. 治療は3例とも安静および消炎鎮痛薬投与で保存的に軽快し, いずれの症例においても現在まで再発を認めていない. 急激に発生する若年男性の胸痛では, 本疾患も鑑別に挙げる必要があると考えられる.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
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