愛知県厚生連昭和病院外科
2007 年 68 巻 12 号 p. 3060-3062
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症例は20歳, 男性. 間欠的右下腹部痛を主訴に来院した. 腹部CT検査で回盲部に同心円状構造を認め, 上行結腸の腸重積の診断で手術を施行した. Hutchinson手技で重積を整復したのち, 回盲部切除を施行した. 重積の先進部となるような器質的病変は認められず, 特発性腸重積と考えられた. ほとんどが器質的疾患に起因する成人腸重積の中で特発性腸重積は稀な1例であり, 文献的考察を加えて報告する.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
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