社会保険直方病院外科
2017 年 78 巻 4 号 p. 776-779
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症例は79歳,女性.突然の腹痛を主訴に夜間当院を受診した.次の日,精査の結果大腸の絞扼性イレウスを強く疑い,緊急試験開腹術を施行した.後腹膜へ癒着した下行結腸腹膜垂が索状物として腸管を絞扼していた.絞扼された横行結腸は黒褐色調に変色しており既に壊死していたため,結腸切除術を行った.診断および手術に至るまでやや時間が掛かった反省点も含め,比較的稀な開腹歴の無い横行結腸の絞扼性イレウスの1例を経験したので,若干の文献的考察を加えて報告する.
日本臨床外科学会雑誌
日本臨床外科医会雑誌
日本臨床外科医学会雑誌
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