全日本鍼灸学会雑誌
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針尖と針体の研究 (V)
針メーカーから販売されている針の実態 (IV)
松元 丈明
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キーワード: 針尖, 針体, 針の長さ, 針の太さ
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1982 年 31 巻 3 号 p. 205-216

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抄録

針メーカーから販売されている針はどのような実態にあるだろうか。この疑問に答えるために, 今までに針尖と針体の実態を2回, 針の長さと太さの実態を1回報告してきた。方法: 今回は針メーカーに対し再度針の実態調査をして, 実名で公表する旨を事前に予告した。そして, 針メーカー19社よりST製寸6・3番針を50本ずつ総計950本購入し, 針の長さ・太さをすべて実測した。結論: 1) 寸6の針の長さ総平均は67.343mm, 標準偏差0.188mm, バラツキの幅0.88mmである。2) 3番針の太さ総平均は0.1983mm, 標準偏差1.1464μ, バラツキの幅0.005mmである。3) 以上の結果から, 針の長さ・太さの精度が著しく劣るものが多い。故に各針メーカーは十分な品質管理の必要がある。4) 針の長さ・太さなどの規格化を早急に検討し, 実現すべきである。

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