全日本鍼灸学会雑誌
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針灸刺激が自律神経機能に及ぼす影響 (第4報)
米島 芳文船本 栄一谷内 哲朗中村 幹夫不破 伸一細川 哲夫宮村 健二西條 一止
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1986 年 36 巻 3 号 p. 165-171

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抄録

健康成人10名を背臥位とし, 左太淵穴に無痛の〓理肌膚の術, 押手のみ, 鍼のみ, 有痛の〓理肌膚の術をそれぞれ1分間施し, ポリグラフで瞬時心拍数を観察した。データーを推計処理した結果, 無痛の〓理肌膚の術とその手技構成要素である押手のみ, 鍼のみいずれも有意な心拍数減少を示した。無痛の〓理肌膚の術は, その手技構成要素である押手のみ, 鍼のみに比べ, 心拍数減少で勝った。有痛の〓理肌膚の術は, 心拍数に有意な変化を示さなかった。刺痛は心拍数減少を抑制する方向で作用すると考えられる。

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