全日本鍼灸学会雑誌
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施灸によるマウス血清生化学成分の変動について
坂本 浩二笠原 多嘉子桜井 淑子
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1988 年 38 巻 3 号 p. 320-325

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抄録

経穴部位への灸刺激による生体反応に部位差が生ずるか否かを検索した。ddY系雄性マウス (6週齢) を用い総艾重量5mg, 15mg/bodyを左右ヒト期門穴相当部位およびヒト大横穴相当部位へ施灸後, 1, 3, 6, 24時間に血清生化学検査を行った。その結果, アミラーゼ, LDH, CK, GOT, GPTは期門穴よりも大横穴の方が上昇し, CHEでは大横穴の方が低下した。以上の結果より大横穴と期門穴との比較, において, 大横穴への施灸に生体反応性が強い事を認めた。

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