1988 年 38 巻 4 号 p. 374-379
八〓穴の取穴法として23人の仙骨部をX線で研究した。第5腰椎棘突起と中仙骨稜上縁との中央を「十七椎」と定め, 左右の仙骨角下縁の中央を「仙骨角中点」とする。
この十七椎と仙骨角中点との間の, 上方から1/4を上〓の高さとし, さらに同じ間で下から1/10の高さを下〓の高さとする。上〓と下〓の間を3等分して次〓, 中〓の高さとする。
左右幅は上後腸骨棘下縁と後正中線との間の外方3/4を, 先に定めた上〓の高さと交わらせ上〓の位置とする。同じく上後腸骨棘下縁と後正中線との間の1/2を, 先に定めた下〓の高さと交わらせ下〓の位置とする。次に上〓と下〓を斜線で結び, 上記次〓・中〓の高さと交わらせ, 次〓・中〓の位置とする。