全日本鍼灸学会雑誌
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不定愁訴に対する鍼治療の一症例
中村 亜子石神 龍代皆川 宗徳黒野 保三
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1998 年 48 巻 4 号 p. 395-401

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抄録

現代社会は多くのストレスに満ちており、多くの人が不定愁訴を訴えている。
今回、50歳前後で体調を崩し治療を受けた整体で左胸を痛め種々の不定愁訴を訴えて来院した患者に対し鍼治療を施し、その有効性を客観的に検討するため (社) 全日本鍼灸学会研究委員会不定愁訴班不定愁訴カルテを使用した。その結果、初診時の健康チェック表において自律神経失調性項目と神経症性項目が高得点であることから心身症型不定愁訴と判定し、各項目と比較したところ、特に高い減少率がみられた。このことから、心身症型不定愁訴に対する鍼治療の有効性を経験したので報告する。

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