全日本鍼灸学会雑誌
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WHOの目指すものと経穴部位標準化委員会の活動の経緯と展望
形井 秀一篠原 昭二坂口 俊二浦山 久嗣河原 保裕香取 俊光小林 健二
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2006 年 56 巻 5 号 p. 755-766

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抄録

経穴部位の標準化は、1989年にジュネーブ会議で経絡経穴名 (奇穴八脈、奇穴も含む) が国際標準化されて以来、永年の懸案であり困難な課題とされてきた。それ以来、14年の時を経て2003年、WHO西太平洋地域事務局 (WPRO) 主導の下、日本、中国、韓国による経穴部位の国際標準化に関する非公式諮問会議が始まった。この会議は特別会議を含めると3年で9回を数え、標準化達成に向けて大きく前進した。そしてその目標は、2006年秋、日本 (つくば市) で開催される経穴部位標準化公式会議で結実する。
これまでの経緯と今後の課題をまとめたので報告する。

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