2025 年 26 巻 3 号 p. 32-38
【背景】ドクターヘリの離島現場出動の特徴についての情報は限られている。
【方法】日本航空医療学会ドクターヘリ全国症例登録システム(JSAS-R)に登録された2020/4/1から2022/3/31の全出動データを対象とした。無効データ、不応需、ミッション中止、転院搬送、データ欠損例は除外した。離島出動群と対照群の二群で比較検討した。
【結果】45,711ミッション、46,686例が対象となり、離島出動群は161ミッション、163例、対照群は45,550ミッション、46,523例であった。患者背景は離島出動群で外傷が少なく、その他の内因性疾患が多く、接触時CPAが多かった。搬送状況は離島出動群でドクターヘリ搬送と不搬送が多かった。また、離島出動群で実飛行時間、現場滞在時間が長かった。
【結語】離島への現場出動を改善するためにこれらの情報が有用と考える。