2025 年 26 巻 3 号 p. 39-46
目的:秋田県ドクターヘリフライトナースのコーディネート・マネジメントの現状と課題を明らかにする。
方法:秋田県で唯一ドクターヘリを設置する基地病院のフライトナース2名、フライトナースの経験がある看護師3名に半構造面接を実施し、M-GTAに則り分析した。
結果:【ミッション達成に向けたチームパフォーマンスを向上させるための積極的な関わり】、【県内の医療体制に関連した搬送先病院をめぐるフライトナースのジレンマ】、【家族の情報収集や精神的サポート】、【フライトナースの教育】の4つのカテゴリーに分類された。
結論:多職種の役割を尊重し、状況に応じて主体性を持ちながらコーディネートしていた。患者の状態と関わる全ての事象を継続的にマネジメントすることで患者の全身状態の安定化や患者家族のニーズ充足を図るよう活動していた。秋田県の医療現状を把握し、普段の業務から予測力、即応力、主体性の向上に向け随時アップデートし続けることが求められる。