大阪大学大学院医学系研究科麻酔・集中治療医学講座
2006 年 26 巻 7 号 p. 638-645
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現代のバランス麻酔において最も重要な要素は 「鎮痛」 であり, 硬膜外麻酔などの神経ブロックが併用できない手術においてはフェンタニルなどの麻薬が 「鎮痛」 の主役となる. 残念ながら現在のところ, フェンタニルの薬理学的特性を正しく理解して使いこなしている麻酔科医は少数派であると推定される. フェンタニルの薬理学的基礎から実際の臨床での使用法に関して解説し, 「麻薬恐怖症」 に罹患している多くの麻酔科医の意識改革を促したい.
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