日本臨床麻酔学会誌
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—日本臨床麻酔学会第26回大会 シンポジウム—今求められている硬膜外麻酔
無痛分娩に求められる硬膜外麻酔
天野 完
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2008 年 28 巻 2 号 p. 237-242

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抄録

  分娩時の不安感, 疼痛など過度のストレスによって, 過換気により酸素解離曲線は左方移動し, カテコールアミンの遊離などから子宮胎盤血流量は減少する. 胎児にとっては低酸素負荷となり, 特にハイリスク妊娠は無痛分娩の適応となる. 無痛分娩には母児にとって安全で, 十分な効果が得られ, 分娩予後や周産期予後に影響しない方法が望ましく, 硬膜外麻酔が第一選択の方法である. 低濃度局所麻酔薬とオピオイドを併用した持続硬膜外麻酔が主流となりつつあるが, PCEA (patient-controlled epidural analgesia) やCSEA (combined spinal-epidural analgesia) も行われている.

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© 2008 日本臨床麻酔学会
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