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日本臨床麻酔学会誌
Vol. 29 (2009) No. 7 P 809-814

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http://doi.org/10.2199/jjsca.29.809

総説

  心臓血管手術を受ける患者において, 体外循環中の炎症反応に伴う線溶系の活性化, 凝固因子や血小板の数・凝集能の低下などによる出血の危険性をいかに減らすか, また周術期の血栓性疾患の発生をいかに減らすかが重要な問題点となる. 本稿では, 最近提唱されたCell-based modelに基づいた周術期の血栓形成機転と血栓性疾患や心臓血管麻酔における止血対策としての抗線溶薬などについて今後の展望を含めて考察し, まとめた. 心臓血管麻酔における体外循環前後の血液凝固管理は血栓・止血の両面において, いまだ病態解明が不十分であり, 今後より一層の検討が必要とされている.

Copyright © 2009 日本臨床麻酔学会

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