2011 年 31 巻 2 号 p. 221-225
現在の自動麻酔記録システムは術中だけの記録にとどまらず,麻酔管理に関連するさまざまな情報を統合して管理するため,麻酔情報管理システムAnesthesia Information Management System(AIMS)と呼称されるようになった.AIMSが,いわゆる電子カルテシステムと一線を画するためには,麻酔科医を補助し,麻酔の安全性に寄与できるシステムに成長する必要がある.そのためには得意分野・不得意分野をしっかり認識して実現可能な範囲を見定める必要がある.