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日本臨床麻酔学会誌
Vol. 32 (2012) No. 3 p. 461-467

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http://doi.org/10.2199/jjsca.32.461

周術期の危険な不整脈診断のポイントと抗不整脈薬の上手な使い方 (第1回)

  期外収縮(心房性期外収縮・心室性期外収縮)は,周術期に最も発症する不整脈の一つであるが,大部分の症例において緊急的な治療は必要ない.一方,周術期に観察される心房性期外収縮は周術期心房細動の発症と深い関連がある.この周術期心房細動を発症すると生命予後は悪化するとされるため注意を要する.心室性期外収縮は基礎疾患がない症例では経過は良好であるが,器質的疾患,特に心筋虚血に伴う症例では生命予後が悪化する.このため心室性期外収縮発症の際には基礎疾患の有無を確認することが重要である.周術期に期外収縮に遭遇した場合にはこれらのことを念頭に管理することが望ましい.

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