日本臨床麻酔学会誌
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〔日本医学シミュレーション学会〕 短報
ラリンジアルマスクSupreme®とラリンジアルチューブの胸骨圧迫中の気道確保における有効性の検討─マネキンを用いたシミュレーション解析─
小濱 華子駒澤 伸泰植木 隆介井谷 基西 信一上農 喜朗
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2012 年 32 巻 7 号 p. 948-952

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抄録
  胸骨圧迫中の気道確保デバイスとしてのラリンジアルマスクSupreme®(Supreme)とラリンジアルチューブ(LT)の性能に関してマネキンを用いて検討した.当院麻酔科短期麻酔科研修医18名(麻酔経験1年未満)を対象とし,SupremeとLTにおける換気までの時間,換気成功率について測定した.胸骨圧迫によりSupremeの換気成功数/施行数は18/18から17/18となり,LTは17/18から17/18であり有意差はなかった.換気までの時間はSupreme,LTともに延長しなかった(Supreme;7.2±2.7秒→7.5±1.6秒,LT;7.3±1.9秒→7.6±1.6秒).SupremeとLTは胸骨圧迫の中断なく挿入できる心肺蘇生における換気デバイスとして有効な可能性がある.
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© 2012 日本臨床麻酔学会
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