日本臨床麻酔学会誌
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講座
Prevention of Preventable Death
萬 知子
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2015 年 35 巻 1 号 p. 112-117

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抄録

  中心静脈カテーテル関連血流感染(CRBSI)は防ぎえる合併症である.Pronovostはチェックリストを用いた5つの予防策バンドルを徹底し,集中治療室のCRBSIを激減させた.CRBSIを防ぐということは,防ぎえる死を防ぐことに繋がる.そのエビデンスを臨床現場に導入(Translating research into practice)させるためには,部署単位での多職種チームによるその部署に即した安全対策(Comprehensive unit-based safety program)を構築する文化の醸成が必要である.またCRBSI予防効果を測るための感染サーベイランスも重要である.

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© 2015 日本臨床麻酔学会
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