日本臨床麻酔学会誌
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デスフルランの上手な使い方(第2回)
特殊病態や状態下での使用:高度肥満患者
坂本 成司
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キーワード: 肥満患者, デスフルラン
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2016 年 36 巻 4 号 p. 494-496

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抄録

肥満患者は脂肪組織が多く,脂肪組織への麻酔薬の蓄積が覚醒遅延につながるおそれがある.デスフルランは肥満患者においても速やかな覚醒が得られ,同じ吸入麻酔薬であるセボフルランと比較しても覚醒が早い.デスフルランは肥満患者でも覚醒遅延の心配なく使用できる吸入麻酔薬である.

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© 2016 日本臨床麻酔学会
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