日本臨床麻酔学会誌
Online ISSN : 1349-9149
Print ISSN : 0285-4945
ISSN-L : 0285-4945
紹介
呼吸管理システムSafetyNetTM・NMUモデルの構築
惠川 淳二友田 恒一霧下 由美子小西 康司川口 昌彦古家 仁
著者情報
ジャーナル フリー

2017 年 37 巻 7 号 p. 758-763

詳細
抄録

術後の呼吸抑制は時に致死的となる.そして,それらの多くは適切なモニタリングで回避することが可能である.呼吸数は,ネグレクトバイタルサインとも言われ,測定や記録が軽視されている傾向にある.当院では,呼吸管理システムであるSafetyNetTMを導入し,術後の呼吸安全管理に努めてきた.今回システムのさらなる改良を行いSafetyNetTM・NMUモデルのシステム構築を行った.SafetyNetTM・NMUモデルでは,患者ベッドサイドモニタから病棟スタッフが持つPHS端末に酸素飽和度や呼吸回数,脈拍数などのアラーム情報が伝えられる.

著者関連情報
© 2017 日本臨床麻酔学会
前の記事 次の記事
feedback
Top