日本臨床麻酔学会誌
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日本臨床麻酔学会第39回大会 シンポジウム ─ECTの現状と麻酔─
わが国での電気痙攣療法の現況
鮫島 達夫奥村 正紀濱田 文仁大西 良三野原 義光
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2020 年 40 巻 4 号 p. 393-403

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抄録

電気痙攣療法(electroconvulsive therapy:以下ECT)は,うつ病,統合失調症などで,自殺が差し迫っている症例などで,早急な改善が望まれる場合の唯一無二の方法である.安全性の観点から,麻酔薬,筋弛緩薬を使用する修正型ECT(modified-ECT)が行われている.m-ECTは,一般病院を中心に行われてきたが,最近では精神科病院でも行われる.平成30(2018)年度より,ECTの麻酔管理料の加算が行われるようになった.麻酔科医によるECTの有害事象への対応やハイリスク症例への対応が求められている.今後安全性をより高めるために,精神科と麻酔科,精神科病院と一般病院の医療連携が望まれる.

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© 2020 日本臨床麻酔学会
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