2024 年 44 巻 3 号 p. 351-356
New York School of Regional Anesthesia(NYSORA)は区域麻酔の中でも特に標準的な超音波ガイド下神経ブロック手技の普及を目的としてシンポジウムやワークショップなどのオンサイト活動を継続してきたが,コロナ禍によりこれらの活動は縮小を余儀なくされた.この状況下で,NYSORAはタブレット端末で利用可能な超音波ガイド下神経ブロック学習用アプリやYouTubeでの動画配信などe-learningコンテンツを充実させた.これらのe-learningツールはポストコロナ時代に向けて再開されつつあるオンサイト活動と並び区域麻酔の効率的な学習手段になると考えられる.