日本臨床麻酔学会誌
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閉塞型睡眠時無呼吸症候群の麻酔
海老根 美子市川 高夫福田 悟下地 恒毅
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1990 年 10 巻 5 号 p. 511-515

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抄録

睡眠時無呼吸症候群は,睡眠障害のみならず睡眠時低酸素血症・高炭酸ガス血症,不整脈,高血圧症,心停止などの呼吸・循環障害をきたし得る疾患として注目されている.閉塞型睡眠時無呼吸症候群と診断され,口蓋垂軟口蓋咽頭形成術を施行された6症例の麻酔を経験した.閉塞型睡眠時無呼吸症候群の麻酔では,(1)術前に気道確保の難易度を検討し,(2)鎮静剤・鎮痛剤を十分な観察下で使用し,(3)術後の呼吸抑制の可能性を考え,静脈麻酔薬や非脱分極性筋弛緩薬はなるべく使用せず,6症例とも術中・術後の合併症を惹起することなく終了した.また,(4)パルスオキシメトリーが有用であった.

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