日本臨床麻酔学会誌
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リドカイン硬膜外麻酔における神経ブロックの広がりと薬物動態に及ぼす加齢の影響
山蔭 道明表 圭一松本 真希並木 昭義
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1991 年 11 巻 4 号 p. 466-470

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抄録
腰部硬膜外麻酔施行時,リドカィンの投与量を一定にし,遮断される脊髄分節数ならびにリドカインの薬物動態へ及ぼす加齢の影響について検討した.ブロックされた分節数と年齢との間にはr=0.69と相関関係が認められた(p<0.05).リドカイン最高血中濃度は高齢者群(60歳以上,n=11)の方が3.90±0.44μg/meと,成人群(60歳未満,n=11)の3.02±0.35μg/meより有意に高かった(p<0.01).1-コンパートメントモデルに当てはめた結果,一分節当たりの吸収定数(Ka/D)が高齢者群で有意に高く,これが高齢者群で最高血中濃度が高くなった原因の一つと考えられた.高齢者に硬膜外麻酔を施行する場合,投与量を減らすなど十分な対応が必要であろう.
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