日本臨床細胞学会雑誌
Online ISSN : 1882-7233
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ISSN-L : 0387-1193
症例
The multitude of cytologic components in pulmonary pleomorphic carcinoma
—A report of two cases—
Katsuo USUDAMotoyasu SAGAWAHirokazu AIKAWAMasakatsu UENOYuichiro MACHIDATakayuki NOJIMAToshie TERAUCHITsutomu SAKUMA
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ジャーナル 認証あり

2009 年 48 巻 4 号 p. 220-225

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抄録

背景 : 肺多形癌は稀な肺悪性腫瘍であり, その細胞所見は文献でも明確となっていない.
症例 : 肺多形癌と病理学的に診断された 2 例について, 切除腫瘍の捺印細胞所見を retrospective に検討した. 細胞所見で診断に重要な細胞所見を抽出し, その出現頻度を検討した. 肺多形癌の診断に重要な細胞は, 巨細胞・多核細胞・2 核細胞・奇怪核・核分裂像・癌細胞と好中球の混在所見, および腺癌細胞・大細胞癌細胞等であり, 多彩な細胞所見を呈した. 驚くことに, 肺多形癌の細胞所見には紡錘状細胞は全く認められなかった.
結論 : 肺多形癌の細胞診断においては, 紡錘状細胞の有無にかかわらず, 多彩な腫瘍細胞の出現を確認すれば, 肺多形癌を強く疑うことが可能である.

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© 2009 The Japanese Society of Clinical Cytology
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