日本臨床細胞学会雑誌
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膀胱ブドウ状肉腫 (Rhabdomyosarcoma) の3例
細胞診断学的所見
関本 弘木村 茂城下 尚山田 喬藤本 恭士横川 正之鈴木 滋土井 久平
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1988 年 27 巻 6 号 p. 1016-1023

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抄録

膀胱の胎児型横紋筋肉腫の3例について, 主としてその細胞学的所見について報告した. 3例はその肉腫細胞の尿中への剥離条件は著しく異なり, すべてに典型的な肉腫細胞が尿に多数剥離するとは限らなかった. しかし急速に増殖発育した1例では, この肉腫特有な細胞形態を見出すことができた.
小型紡錘状の肉腫細胞には, 特徴の少ない細胞も多いが, 細胞外へ突出したような形態を示す核, ラケット型細胞像, そして細胞質内横紋, 連珠状に配列した多核細胞がこの肉腫に特徴的と思われた. 一部小型偏在核とライトグリーンに濃染した細胞質を示す円形の横紋筋芽細胞もみられた.

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