日本臨床細胞学会雑誌
Online ISSN : 1882-7233
Print ISSN : 0387-1193
ISSN-L : 0387-1193
Secretory carcinoma of the breast: report of a case with fine needle aspiration and touch smear cytology
Mutsuko WatanabeHajime KitamuraTakeshi NakamuraHiroki ImaiTatsunori KuriharaSatoru ShimizuToshihito Shinagawa
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1993 年 32 巻 1 号 p. 72-77

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抄録

乳腺分泌癌の穿刺吸引細胞診における特徴的な所見について報告した. 穿刺吸引により得られた腫瘍細胞は核異型に乏しく, 細胞質は豊富で淡く, 細胞像のみからは悪性と判断することは容易ではない. しかし,(1) 細胞質に空胞や粘液を有する.(2) 2~数個の腫瘍細胞が粘液を取り囲んだ構造物を形成する.(3) この構造物はときに立体的に集まって出現する. などの特徴的な細胞所見を示すことから, 穿刺吸引細胞診での乳腺分泌癌の術前診断は可能であると考えられる.

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© The Japanese Society of Clinical Cytology
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