日本臨床細胞学会雑誌
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甲状腺乳頭癌にみられるropy colloidの細胞診学的, 病理組織学的検討
広川 満良大畑 純子伊禮 功三上 芳喜物部 泰昌森谷 卓也定平 吉都清水 道生
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1994 年 33 巻 4 号 p. 628-630

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抄録

われわれは甲状腺の乳頭癌に特徴的であるといわれているropy colloidを細胞診学的, 病理組織学的に検討した.穿刺吸引材料ではropy colloidは乳頭癌82例中24例 (29%) に出現した. 組織学的には51例 (62.2%) に同様の形態をしたコロイドを認め, ropy colloidはすでにin situの状態で存在していると考えられた. ropy colloidの発現にはコロイドが濃縮することと, 乳頭状に増殖する腫瘍の組織構築が関係していると推測された.

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