日本臨床細胞学会雑誌
Online ISSN : 1882-7233
Print ISSN : 0387-1193
ISSN-L : 0387-1193
術中の迅速穿刺吸引細胞診で診断し得た膵嚢胞腺腫の1例
甲斐 俊一石川 よしみ
著者情報
ジャーナル フリー

1994 年 33 巻 4 号 p. 722-725

詳細
抄録

近年, 画像診断法の発達により膵臓疾患の診断は著しく進歩してきた. しかし, それらの確定診断は困難をきたす場合が多い. 特に膵嚢胞性病変においては最終診断が病変部位から直接採取された細胞および組織を用いて行われるため, 術中の迅速細胞診を経験することもまれにあり, その重要度は高い.
今回われわれは健診時の腹部超音波検査で膵嚢胞性病変を指摘され, 良性を疑うも悪性を否定できず, 術中の迅速穿刺吸引細胞診でCystadenoma of thepancreasと診断し得たことにより, 診断および術式の決定に有用であった症例を経験した.

著者関連情報
© 特定非営利活動法人 日本臨床細胞学会
前の記事 次の記事
feedback
Top