2008年岩手・宮城内陸地震に伴う荒砥沢ダム右岸の地表変状について

森 一司; 馬場 富士雄; 橋本 智雄; 藤田 慶太

doi:10.5110/jjseg.52.55

報告

2008年岩手・宮城内陸地震に伴う荒砥沢ダム右岸の地表変状について

森一司, 馬場富士雄, 橋本智雄, 藤田慶太

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キーワード: 荒砥沢ダム, 2008年岩手・宮城内陸地震, 地表地震断層, 不整合

ジャーナルフリー

2011 年 52 巻 2 号 p. 55-61

DOI https://doi.org/10.5110/jjseg.52.55

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抄録

　2008年岩手・宮城内陸地震に伴い荒砥沢ダム右岸に発生した変状について, トレンチ調査, 地表踏査, 地下水位観測を行った. その結果, これらの変状は地表地震断層に相当するものではなく, 硬質な葛峰層と軟質な小野松沢層の境界である不整合面付近に歪みと変形が集中したことが原因との見解を裏付けるものであり, ダムの貯水機能や安全性への影響はないと評価された.

責任著者(Corresponding author)

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