応用地質
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小断面トンネルにおいて発生した大量湧水による坑内酸素濃度低下
塩崎 功猪狩 哲夫大沼 和弘山本 浩之
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2000 年 40 巻 6 号 p. 367-373

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抄録

粘板岩, 砂岩地域における赤石沢トンネルの建設工事において, 大量湧水に伴って坑内酸素濃度が18%程度にまで低下したため, その原因を究明するための水質調査を実施した. 調査項目は, 溶存酸素, 酸化還元電位, pH, 電気伝導度, 水温, イオン濃度, トリチウム, 酸素-18, 重水素である. その結果, 酸素濃度の低下は, 坑内に噴出した溶存酸素濃度の低い湧水に坑内の酸素が溶解したことによるものであることが判明した.

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© 日本応用地質学会
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