教育情報研究
Online ISSN : 2432-1745
Print ISSN : 0912-6732
大学におけるデータベース利用教育の意義とその問題点
金沢 みどり金沢 育三
著者情報
ジャーナル フリー

1995 年 11 巻 1 号 p. 43-49

詳細
抄録

日本の社会の中で,学術情報の提供機関である多くの大学図書館においては,様々な利用形態のデータベースを使用して情報検索を行える環境が,ある程度整っていると言える。従って,日本の大学では,大学図書館利用者が多種多様なデータベースを利用して情報検索を行えるように,より確立したデータベース利用教育の実施が必要である。しかしながら,現在のところ日本の大学においては,人手不足などの理由から,データベース利用教育は,必ずしも積極的に行われていない。今後,データベース利用教育を含む図書館利用者教育を活発に行うためには,質の高いCAIコースウェアの開発が必要であると考えられる。更には,情報処理教育に携わる教員,及び,大学図書館員の緊密なコミュニケーションが重要である。

著者関連情報
前の記事 次の記事
feedback
Top