問題解決能力を育成するために, 総合的な学習の時間として, 小学校6年生の児童にサツマイモを題材にしてプレ実践して, 課題解決の意欲を低下させる要因を明らかにした.その結果に基づいて, プロジェクト型の単元構成を導入し, グループごとに学習する内容を決め, 目的意識の明確化と計画的な学習活動の展開を図った.また, 学校外の協力者との直接の交流, あるいはインターネットなどの手段を用いた間接的な交流によって, 情報収集活動の活性化を図った.このような工夫によって, 児童の課題解決の意欲が高まり, 学習活動に広がりや深まりが見られることが, 学習活動後のアンケート調査結果から分かった.その活動内容と学習効果について報告する.