頭頸部外科
Online ISSN : 1884-474X
Print ISSN : 1349-581X
原著
原発不明頸部転移癌の臨床病理組織学的検討
―口蓋扁桃細胞診との関連について―
前田 明輝梅野 博仁千年 俊一三橋 拓之坂本 菊男中島 格
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20 巻 (2010) 3 号 p. 225-229

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抄録

原発不明頸部転移癌に対する,口蓋扁桃の擦過細胞診の関連性について検討した。対象は1980年1月~2009年9月に治療を行った原発不明頸部転移癌68例中,口蓋扁桃摘出によって原発が判明した9例である。これらの症例の摘出した口蓋扁桃を病理組織学的に検討した。病理組織学的には,癌細胞は口蓋扁桃陰窩の粘膜上皮から粘膜下に存在していた。このため,最近の2症例に対して患側口蓋扁桃陰窩から擦過細胞診を行った。その結果1例にclass IVを認めた。原発が口蓋扁桃の時は,陰窩に癌が存在する例が多く,口蓋扁桃陰窩からの擦過細胞診の関連性が示唆された。

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