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頭頸部外科
Vol. 22 (2012) No. 3 p. 317-321

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http://doi.org/10.5106/jjshns.22.317

原著

2004年から2008年に当科にて治療を行った声門下癌を除く喉頭癌T3症例27例の治療成績を検討した。治療内容は喉頭全摘手術が7例,化学放射線治療が14例,放射線単独治療が6例であった。治療法別の疾患特異的3年生存率は手術群が85.7%,化学放射線治療群が77.9%,放射線単独治療群が66.7%であったが各群間に統計学的有意差は認めなかった。喉頭温存を希望する症例に対して,化学放射線治療は有用な治療法であると考えられた。T3規定因子別の検討では,声門周囲腔進展例は声帯固定例および喉頭蓋前方進展例と比べ統計学的有意差をもって予後が良好であり,声門周囲腔進展しているが声帯固定していない症例は喉頭温存治療を積極的に行って良いのではと考えられた。

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