園芸学会雑誌
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原著論文
トルコギキョウの小胞子と大胞子の形成および雄性配偶体と雌性配偶体の発達
Yang XinyuWang QiuhongLi Yuhua
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2007 年 76 巻 3 号 p. 244-249

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抄録

トルコギキョウの小胞子と大胞子の形成および雄性配偶体と雌性配偶体の発達過程における発生学的な特徴を顕微鏡下で観察した.結果は次のとおりである.1.約壁の形成は双子葉植物型であった.タペート組織は異形で腺状型であった.葯隔側のタペート細胞は放射状に伸長していた.2.小胞子細胞の減数分裂と細胞質分裂は同時に進行し,小胞子四分子は四面体型であった.3.成熟した花粉粒は 2 細胞からなり,3 溝粒であった.4.2 心皮合成の子房は 1 室で側膜胎座であった.胚珠は多数産し,倒生であった.5.珠心の表皮下の胞原細胞は直接大胞子母細胞を発達させた.大胞子母細胞は順に減数分裂を行い,直線上あるいは T 字状に並ぶ 4 つの大胞子を形成した.そのうち合点の大胞子が雌性配偶体になることが観察された.6.胚嚢の形成はポリゴナム型であった.受精前に 2 つの極核は融合して二次的な核を形成した.成熟した胚嚢は 7 細胞であった.7.1 つの胚珠に 2 つの大胞子配偶体あるいは 2 つの胚嚢があることが非常に低い割合で認められた.

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