3年間にわたり, 'ふじ'果実の大きさと果肉細胞径との関係を調査した. ピンコを除いて, この品種では果実の大きさに関係なく平均細胞径には有意な差異はなく, この結果から, ある年度における果実の大きさは細胞の数によって決定されることが推定された. しかし, 年度によって平均細胞径の大きさが変動することも認められ, 年による果実の大きさの差異には細胞の大きさもいくらか関係する可能性が推察された. また, 成熟時期の異なる'祝', 'つがる', '千秋'などの早•中生品種では, 1年だけの調査であるが, 細胞径が果実の大きさに比例して大きくなる傾向が認められた.一方, 収穫期の遅い'ジョナゴールド'では, 'ふじ'と同様に, 大きな果実ほど細胞径も大きいという傾向は認められなかった.